ごめんね東京
小野裕三
冬夕暮アジアのうたをうたうべし
寒椿鬼の手首を掴むなり
ストローを愛したように私を愛す
春のロボット省略されていたるかな
玉葱を切っても切っても青い鳥
花合歓や一寸法師尖りだす
林檎投げピンチランナー走りだす
行けども行けども銀座北風と太陽と
月光のやがて聖徳太子かな
ごめんね東京砂時計が見えない
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