猫車
齋藤朝比古
餠花を高きに挿して海の駅
頬紅の藤山寛美春隣
ふらここに蜂蜜垂るるごとくゐる
花蘇芳風を無くしてゐたりけり
猫車横転寺山修司の忌
いろいろの蓋あいてゐるキャンプかな
ストライクゾーンを壁に描く晩夏
一族のからみ合ひたる阿波踊
搏奕打ち泡立草を帰りけり
柚子の香のほのと出張終りけり
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