俳句年間誌「豆の木」No.8(A5版104ページ・頒価1000円(送料込)
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目次 | ||
■豆の木十周年特集 | ||
俳JACK通信「俳WAY」 | ||
片岡秀樹 | ★ | 豆の木十周年に寄せて |
こしのゆみこ | ★ | 私的豆の木十年史 |
齋藤朝比古 | ★ | 「豆の木」十周年にあたって |
中嶋憲武 | ★ | 「豆の木」のない俳壇なんて |
■アンソロジー | ||
背景 | ★ | 中嶋憲武 |
誰 | ★ | 田島健一 |
私はハーモニカ | ★ | 峠谷清広 |
肌ざわり | ★ | 三宅やよい |
小走り | ★ | 矢羽野智津子 |
時間差 | ★ | 吉田悦花 |
いつかは | ★ | 吉野秀彦 |
星月夜 | ★ | 今本守泰 |
三千里 | ★ | 植松大雄 |
恋すてふ | ★ | 遠藤治 |
棘 | ★ | 大石雄鬼 |
太田うさぎ | ★ | ふゆのひかり |
岡田由季 | ★ | 靴紐 |
小野裕三 | ★ | 夏の猿 |
柏柳明子 | ★ | 五角形 |
片岡秀樹 | ★ | 分水嶺 |
川田由美子 | ★ | 銀細工 |
菊田一平 | ★ | こんぴら詣で |
こしのゆみこ | ★ | 体を曲げて |
齋藤朝比古 | ★ | 小さき闇 |
白井健介 | ★ | 潜伏期 |
瀬間陽子 | ★ | 朝の匂い |
四吟歌仙・アトム連句 | ||
小野裕三 | ★ | 満州俳句に関する覚え書き |
田島健一 | ★ | 大石雄鬼論にかえて 大石雄鬼と大貧民 |
大石雄鬼 | ★ | 岡田由季句集「ツインズ」を読んで 個から個性へ |
豆の木的俳句生活Bチャット2004.12.28 うまい俳句、いい俳句 |
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2003年合宿記 | ||
武蔵嵐山吟行 | ★ | 三宅やよい |
飛沓舎豆の木合同句会 | ★ | 齋藤朝比古 |
旅ノートDポルトガル | ★ | こしのゆみこ |
2003年20句競作豆の木賞 | ★ | 中嶋憲武 |
2003豆の木ノート | ||
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背景はずつと桜や国病めり 友達でふさがっている祭かな 母の部屋で昼寝の私はハーモニカ さえざえと廊下のはてに壁がある 小走りにつなぐ行列鰯雲 とぎれなき日常へ鳥渡りをり 遮断機のいつかは上がる春の宵 夏燕昼すくすくと主婦になる 大陸もまた流れゆく夕立晴 己が身でなきごと舐める秋の猫 赤き紐で一月の万葉集縛る やがて皆壁に凭れて年惜しむ 唇に重なる字幕夏の果 品川はみな鳥のような人たち 五角形の腕の中ゐる夏の恋 還るべき場所は暗がり浜日傘 吾子という朝虹の緒よ金雀枝よ 国道を花嫁が行く日の盛 五月闇登りしごとくバスに乗る 年の豆明るきところから拾ふ 徘徊も俳諧も煤逃げのうち 死んでゆく鯨は朝の匂いせり |
中嶋憲武 田島健一 峠谷 清広 三宅やよい 矢羽野智津子 吉田悦花 吉野秀彦 今本守泰 植松大雄 遠藤 治 大石雄鬼 太田うさぎ 岡田由季 小野裕三 柏柳明子 片岡秀樹 川田由美子 菊田一平 こしのゆみこ 齋藤朝比古 白井健介 瀬間陽子 |