「豆の木」No.9 Apr.2005            

目次
anthology
竜頭 齋藤朝比古
まだなにも 吉田悦花
森の夜 今本守泰
ぬるき温度 殖栗 歩
イチロー 遠藤 治
虹を見る 大石雄鬼
何であれ 太田うさぎ
ポンポン船 岡田由季
クレオパトラ 小野祐三
冬青草 川田由美子
でこぼこの 菊田一平
ねじれない こしのゆみこ
つぶつぶ 小林 檀
牛乳壜 瀬間陽子
石蹴り 高橋洋子
絨毯 田島健一
秋思して 峠谷清弘
視線 とみた土筆
晴天へ 中嶋憲武
オレンジの月 夏谷胡桃
改まりましたか 壬生雅穂
白地図の町 三宅やよい
夜の桃 宮本佳世乃
小春 矢羽野智津子
現代俳句協会年度作品賞
こしのゆみこ
蝶の爪
遠藤 治 いたくないかたちー『蝶の爪』から

俳人と銅版画家のコラボレイション

高橋洋子 『ずぶぬれて犬ころ』
小野裕三 原民喜の俳句

豆の木的俳句生活(4)
チャット
200.1.21
「桂信子のあっちの俳句こっちの俳句」

インターネット「俳句なんでも掲示板」より
雄鬼・田島の俳句ふたりごと

大石雄鬼★田島健一

2004年合宿記
武蔵嵐山吟行 河口夏実
信州樅の木ホテル吟行 宮本佳世乃
旅ノート(6)ロシア こしのゆみこ
200420句競作豆の木賞 齋藤朝比古
2004豆の木ノート
表紙 こしのゆみこ陶作品 [みえるもの ]


anthologyより
すこしづつ広がる砂漠日記買う   齋藤朝比古
撒水車夜の歩幅のありにけり 吉田悦花
鹿の子のもやもやと出る森の夜  今本守泰
人間のぬるき温度や合歓の花 殖栗 歩
こすりては大男出すポルシェかな 遠藤 治
やどかりの後ろに妻の巨大なり    大石雄鬼
草刈つて月はあらはに上るかな  太田うさぎ
空蝉の次の指令を待ちてをり   岡田由季
海の日のクレオパトラという喫茶  小野祐三
冬青草吾子にランドセルの留まり木 川田由美子
日本の旗は日の丸深雪晴れ 菊田一平
郭公の鳴いているのは違う県   こしのゆみこ
花空木手をつかわずに夫に触れる  瀬間陽子
空よりも広き机や冬菫  小林 檀
とねりこにならむゆめみつあめんぼう  高橋洋子
西瓜切る西瓜の上野人影も 田島健一
人間に向かない男みずすまし 峠谷清弘
初氷少年の視線まっすぐ  とみた土筆
晴天へ傘ビートルズつぽく卒業 中嶋憲武






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